牧師紹介


リトルワンズミッション日本橋国際教会の木村眞之牧師を、インタビュー形式で皆さんにご紹介します。

- お生まれはどちらですか?

東京都大田区で生まれ、育ちました。いまも大田区に住んでいます。

- 学生時代は何に熱中しましたか?

高校3年間は、ラクビーに熱中しました。そのほかには登山やギターなど楽器演奏にも興味を持って取り組みました。いまでも礼拝賛美で奏楽奉仕もやります。

- どのようにイエス・キリストと出会いましたか?

18歳の頃に、ヘルマンヘッセの作品「知と愛」を読んで深い感銘を受けました。ヘッセの作品を通して、神の存在を求め始めるようになり、近所のキリスト教会を訪ねました。教会で、自分と同じ世代の青年たちが、喜びに溢れ、愛し合っている姿を見ました。彼らの持っている喜びを自分はもっていない、この喜びが自分にも欲しいと心の底から思いました。続けて礼拝に参加し、神の言葉を学び続ける中で、神様が私に働きかけてくださいました。自分が罪人であることを知り、救いの喜びと平安を得るには、イエス様の十字架による罪の赦し、そして復活されたイエス様のいのちが必要であることを自覚しました。そして信仰を告白し、洗礼を受けました。

- どうして牧師になられたのですか?

イエスを信じ救われた時から、ひとりでも多くの魂が救われてほしい、イエスを信じて死からいのちへと移ってほしい、という情熱が与えられました。自分が救われ、永遠のいのちを受けたのに、自分の家族や学友、仲間、そしてこの国の人々が神を知らずに滅びていくということに深い苦しみを覚えるようになっていきました。それなので、救われてからすぐに「キリストの御名をのべ伝える伝道者になりたい」という願いを抱くようになりました。神様に献身し、仲間とともに学生伝道や路傍伝道など伝道の働きを担うことに大きな喜びと生きがいを感じました。8年後、神から牧師としての務めを担うようにという召しを受けました。教会の牧師や預言者、伝道者などリーダーたちからの励ましを受けながら、そのための備えを受けました。

- どのような学びや訓練を受けられましたか?

まず所属教会の牧師から、牧師をめざすための特別訓練を3年間受けました。牧師の監督のもとで、日中は工場で仕事をし、午後は伝道や教会で奉仕する生活でした。その中で現在の妻と出会い、結婚に導かれました。その後、ユースウィズザミッションの弟子訓練学校(DTS)とスクールオブビブリカルスタディ(SBS)で妻と共に学び、訓練を受けました。

- 訓練を終えてすぐに教会開拓をはじめられたのですか?

その前に、知人の紹介でアメリカテキサス州ウェイコ市へ行きました。ロバート・ユーイン師やイリエ・コロアマ師というリーダーのもとで学びや訓練を受けるためです。ロバート師たちが全米を巡回伝道するのに同行しました。ロバート師から聖書的な新約教会のビジョンについて学びました。使徒・預言者・伝道者・牧師という5つの務めや9つの聖霊の賜物が現在も教会に与えられているということなどを、はじめて教えていただきました。アメリカでの体験を通して、日本の地でも聖書的新約教会を建て上げるために働きたい、というビジョンと情熱を、私も受け取りました。帰国後すぐに、妻とともに、教会開拓を開始しました。1986年にウェイコ使徒団から正式に牧師按手を受けました。

- 教会開拓をはじめられた頃、特に思い出に残っていることを教えてください。

最初は私たち家族が住んでいた家で集会をはじめました。狭く小さな、きれいとはいえないような場所でした。ある伝道者を奉仕にお迎えしたときには「こんなところで教会開拓をしていたら、人なんてこないよ。もっときれいな場所を用意したほうがいい」と言われましたね。それでも生けるキリストだけに頼ってひたすら伝道を続けました。神様は心の傷ついた人や痛んだ人をひとり、またひとりと私たちの前に送ってくださいました。ロバート・ユーイン師が私にしてくださったように、私も神様が送ってくださった一人の魂を心から愛し、真理をまっすぐに教えることに専念しました。

- 教会開拓とともに長年、大学でバイブルスタディを導いておられるそうですが?

ずっと、自宅の近くにある大学で聖書研究会、バイブルスタディを導く奉仕を担わせていただいてきました。もともと学生時代にキャンパスで大学生伝道の働きを担っていました。教会開拓をはじめてから1年間、大学の校門に立って学生にトラクトを配り、福音を語り続けました。その働きの中で一人の学生がイエス・キリストを受け入れて救われました。彼はシンガポールからの留学生で、留学生会の会長をしている方でした。彼が留学生仲間に働きかけて大学でバイブルスタディを開くために労してくれました。このバイブルスタディは、牧師が一方的に聖書を教えるというのではなく、参加した一人ひとりが聖書の御言葉をじっくり味わい、自由に分かち合うというオープンなスタイルで持っています。そうした中で聖霊が一人ひとりに働いてくださり、みなが確実に成長してきました。メンバーは大学を卒業すると帰国して、自国で技術者や教授として活躍します。フィリピンやインドなどでは、大学でバイブルスタディを開拓し、導いています。教会開拓をしている仲間もいます。それらの働きは豊かに祝福されています。これも私の大きな喜びです。このバイブルスタディも、もう25年目になります。

- 眞之さんは牧師の務めの中で何を一番大切にされていますか?

何よりも教会のメンバーたちを愛することです。ひとりひとりが、神様の御心にそった成長に向かって歩んでいけるように助けていきたいと願っています。各自が神様から与えられた賜物を発見し、それを用いて神に仕えていくことが出来るように勧めています。私自身の信仰においてなのですが、バランスを大切にしています。聖霊と御言葉のバランス、ナチュラルとスーパーナチュラルのバランス…。どちらかに偏らないようにしています。そして人間としての喜びを大切にしています。自然でも音楽でも絵画でも、美しいものを見て、素直に美しいと感じ、表現することとかね。

- 牧師の務めを担う中で、一番喜びとすることは何ですか?

やはり、教会に集っているみんなが成長していく姿を見ることですね。

- 眞之さんの霊的成長のために仕えたリーダーの中で、特に影響を受けた方をあげるとすると、どなたになりますか?

私のリーダーであり、メンターでもあったロバート・ユーイン師やイリエ・コロアマ師です。「セブンキートゥルース」という大切な真理を教えてくださった人でもありますが、彼らの謙遜な品性に深く影響を受けました。ロバート師は、おおきな聖会でたくさんの人々に奉仕するときも、ひとりの少年を救いに導くときも、同じ情熱をもって働くのです。相手を大切にする人です。私のことも、たくさんの時間をつかって丁寧に訓練し、教え、愛してくれた大切な人々です。

- 平日は仕事を持ちながら、牧師として神様に仕えておられるそうですが、お仕事は何をなさっておられますか?

印刷会社を経営しています。この日本橋の地で昭和29年に創業された印刷会社です。

- 奥様をご紹介ください。奥様とはどのように出会われましたか? 奥様はどのような方ですか?

妻とは、同じ教会で出会いました。私が救われた教会でリーダーとして奉仕していた方なんですよ。彼女は楽しい人です。そして働き者です。家族にも、教会の皆さんにも、誰にでも心を込めて仕える人で、本当に尊敬しています。私は彼女がいなければ生きていけない、と思う程に大切な人です。

- ご自分の性格をひとことで表現すると?

いい意味でも、わるい意味でも、芸術家タイプですね。そして繊細です。

- サイトを訪問頂いた方へのメッセージをお願いします。

サイトを訪問してくださりありがとうございます。この出会いも神様が与えてくださったものだと思います。リトルワンズミッション日本橋国際教会は小さな群れです。格式ばらないオープンな雰囲気なので、お気軽に訪ねてみてください。あなたが本物の愛、キリストの愛を知ることを心から願っています。直接、お会いできることを楽しみにしています。